20200506俺の利休
●はじめまして給湯流茶道です!戦場で茶会をしていた信長や秀吉のエピを現代オフィスで再現
茶会をやらせてくださる、侘びたオフィスビル、純喫茶、銭湯、廃ビルなど大募集!!!!!
●利休は「嵐」、古田織部は「光GENJI」!?
・嵐の前に、少年隊、SMAP、TOKIO、キンキキッズ・・といろいろなグループが試行錯誤して知恵が蓄積してタイミングよくブレイク!
→利休も同じでは・・・
・光GENJIはローラースケートという斬新な道具でめちゃくちゃ人気が出たが、1990年代アイドル番組の終焉に対応できず幻のグループに。
→古田織部は戦国時代に空前絶後の大ブレイク!しかし徳川幕府に切腹!今では利休よりマイナーなキャラに・・・
●「光GENJI」派(今は関ジャニ∞派ww)
給湯流茶道 家元(仮)が
嫉妬目線でレポする「俺の利休」
・利休が茶道を全部発明したわけじゃない!利休の一人勝ちは許せん!
・大スターが生まれる前後には、屍となった功績者がいる!
・【珠光前の茶】足利将軍、超先進国からの
高級輸入品にウェーイ!&サウナでウェーイ!
・【珠光前】金閣寺でキラキラリア充☆ワインパーティー(書院に名物飾りまくり!)
▲室町幕府お好みの中国産の茶碗(唐物)受け皿派手やね~~~
(12~13世紀 油滴天目 龍光院)
※中国で抹茶は廃れて、飲まれなくなった時期!抹茶用の茶碗が不要になり日本にわんさか輸入された。(島根県にスタバやっときた!的なw)
▲ルーシーリーか!青いね~。ファンシーだね~。整ってるね~。足利義政所持。(青磁輪花茶碗 銘 馬蝗絆ばこうはん 12世紀中国 龍泉窯)
▲ドカーンと花入れ(花瓶)はツインタワーです!!シュッとしてる~
(青磁浮牡丹文花瓶・香炉 13世紀 南宋 栃木ばんなん寺)
▲花瓶2つ、掛け軸3つ!飾り物が大渋滞だな!!!!!!!
(慕帰絵 藤原隆章 1351年 西本願寺)
・淋汗茶湯(りんかんちゃとう)サウナ入って抹茶を一服!そんなレジャーも流行ってた
●足利将軍はオワコン。在野で「侘び茶」が爆誕!!
・第一人者、村田珠光。リアル応仁の乱体験者!→こじらせ一休に弟子入り。ハードコア禅の思想を導入!4畳半で渋い茶会を始めてスターに!
・1423年琵琶法師の家に生まれる。30代で一休に弟子入り
・1467年応仁の乱勃発!!!絶望!無常!京都が真っ黒こげ・・
・不完全の美を提唱「雲一つない月より、雲の合間から見える月がよい」
・絵画の掛け軸なんて子供っぽいぜ!俺は坊さんの名言ポエムを掛け軸にする!書がうまいかより、メッセージ重視。冷え枯れたる俺、かっこいい!
▲一休の書!渋すぎるww かすれてるのは竹の筆で書いてるそうです
・堺の豪商 武野紹鴎 シティーボーイのスローライフ茶道
・清和源氏の流れをくむ元守護職のお父さん(応仁の乱で武士から、武具に使う皮を扱う商人へ転職)、元豪族のお母さんの間に生まれた紹鴎。
・日明貿易で儲けまくり!世界中から物が集まる貿易都市、堺!
応仁の乱で京都の貴族や武士も疎開。茶会や連歌パーティーで毎日大盛り 上がりの経済と文化の最強都市になった。
・堺のめちゃ金持ちビジネスマンが、京都の四条・・・大都会にあえて
田舎風ロッジつくった!おしゃれっしょ。茶会やろうぜ4畳半!
・村田珠光からさらに侘びが進む!月どころか、もう何も無いんかい!!!
「みわたせば 花も紅葉も なかりけり
浦の苫屋(とまや)の 秋の夕暮れ」
・堺でめっちゃ設けてウェイゥエイしてるけど、大徳寺で禅も習って侘びキメる。この両刀使いが当時のシティーボーイの流行。
・それまで象牙のスプーン(茶杓)で抹茶をすくってたのを竹の茶杓を茶人 自ら削るアイディアは紹鴎発!
▲【紹鴎前】つるっとした象牙のスプーン、ぜんぜん侘びてない!!!!
しかし、紹鴎が竹の茶杓を削りはじめ、利休が流行らせた後は・・・
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▲侘びてるーーーーー!これは利休の弟子でゴリゴリの利休原理主義
だった武将、細川三斎が削った茶杓(永青文庫)
・シュッとした中国産だけじゃつまらない!朝鮮のボロボロのごはん茶碗と
か、日本製の新品茶道具とかミックスして使うのが侘びかっこいい!って
スタイルをかましたのが、紹鴎。
▲なんとモダンな抹茶入れ!!日本製、当時の新作
(黒塗大棗 紹鴎棗 16世紀 秀次作 三井記念美術館)
▲朝鮮の日用品。これキッチンハイターしたほうがよくないかww
(雨漏茶碗 朝鮮 16世紀 根津美術館)
朝鮮の人は「こんな汚い茶碗買うなんて、日本人どうかしてるわw」
と思ったに違いない。そして朝鮮ではゴミ扱い・激安の茶碗を大量に仕入れ田舎モン戦国武将に「これと似たタイプ~、インフルエンサー紹鴎さんも持ってるんですよ~。この色とか、ほんと今年っぽいというか~」
とアパレル売り子のように販売した堺の商人たちよ(仮)!!!
・利休は運がよかった!地元の茶道教室おっさんは、
ジャニーさんだった!!利休が有名になったのは、地元のおっさんのおかげ
・利休は堺の魚問屋の息子。紹鴎に比べたらお金はなかった。本名、田中与四郎。
・地元の茶人、北向道陳にお茶を習い始めた17歳の利休。
・北向きの家に住んでたから北向と名乗ったとかww 本業は医者!北向道陳は創意工夫の面白い茶会をやって紹鴎と仲良し。「枯れ木かと思えば、パッと花を咲かすように面白き茶の湯なり」と紹鴎に褒められた道陳さん。
▲道陳が持ってた茶壷は当時から大評判!そして信長に召し上げられた(合掌)。でも本能寺の変で焼けなくてよかった~。
・道陳は足利将軍に仕えてた人にお茶を習ったキャリア有り。派手なオールドスクールお茶にも精通。利休はハデ茶を若いころ習得したのだ!
・若い利休にめっちゃ才能を感じた道陳。利休を紹鴎に紹介した。利休は紹鴎に弟子入りし、スローライフな侘び茶も学んだ!
●利休がついにメジャーデビュー!
キンプリ平野くんと似ている、コミュ力おばけ
・利休は若いころ、紹鴎ほど金持ちではなかった。高価な道具は持ってなかったが茶会トークがうますぎて、いい道具だと思わせるのに成功。
(林屋晴三先生談)
・平野くんは、名古屋の他社事務所からジャニーさんに移籍たのまれたお気に入り人材。しかし気に入られすぎてなかなかデビューさせてもらえず。(デビューしちゃうとテレビの仕事とか忙しくなってジャニーさんがそばにいられなくなるからw)
・そこでジャニーさんに「ジャニーズやめて自衛隊に入る!(みんなを助ける仕事がしたいんだ)」と絶妙な切迫感でアピール。そこからデビューにこぎつけた。
・デビュー後も、ジャニーさんの帝劇楽屋にいくとゴロゴロと寝転がる・・・など絶妙な懐への入り方で可愛がられた平野くん。
●VIPの心をわしづかみ!利休の超ド級!
緩急きめたパフォーマンス・エピ
エピ1:VIP紹鴎に「YOU、明日の口切りの茶会来ちゃいなよ!」って言われたのに「3日後にしてほしい」と返答する利休(19)
と、ついに呼ばれた利休。呼ばれたのはテキトーな茶会ではない。新茶をツボにいれて寝かせ、初冬に初めてツボ開けるボジョレーヌーボー的な大切な茶会!
・しかしホイホイ行かないのが利休のすごいところ。まさかの「3日間待ってもらえませんか」とオファー。
・3日後に紹鴎の茶室に現れた利休(19)は、なんと坊主に!!!そして
「大切な茶会に呼んでいただいたので、京都までいいスーツを仕立てにいったのです!!」と答えた。→紹鴎は驚く!!!面白い奴だ、弟子入り快諾
エピ2:信長に「いい茶入れは誰が持ってる?」と聞かれ、あえて仲が悪い茶人の茶入れを推薦した利休。「えこひいきしない」と話題に
・信長に「いい肩衝茶入を名物狩りしたいんだが、誰のを買い取ればいいかな?」と聞かれた利休。不仲だった、堺の豪商・津田宗及を敢えて推薦!
▲津田さんが持ってた名物茶入れ!(ちなみに、中国では香辛料を入れる道具だったらしい。見立てがすごいな日本人)
・津田さんは、大金をもらって茶入れを信長に進呈。
・津田さんはこれで利休と仲直りできた!とお礼にお酒などを送った。
しかし利休は「茶道具にえこひいきしないだけ。お前との不仲は変わらん」とマウントをとったwww
エピ3:アポなしで来たVIPに媚びずに、茶会をつづけた利休!!
・堺の小さい茶室で、地元の町人を正客にして茶会をやっていた利休
・茶会の最中、アポなしで秀吉の家来(武士)木村ひたちのすけ氏が来た!「俺も茶会に混ぜてほしい」
・普通ならば、秀吉の家来VIPが来た!じゃあ急遽、正客やってもらいましょう!となるところ。しかし茶室の中で身分は関係ない、みんな平等!と推していた利休。木村さんに「今日は、地元のダチが正客の茶会やってるんすよ。だから木村さんはオツメでいいすか?」とマウントをとったという。
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