拝啓
異動後のダンボール荷物を開封しないまま足元で眠っている昨今
みなさまにおかれましては、ますますご清栄のことと存じ上げます。
この度、東日本大震災チャリティーイベント
茶の湯チャリティーLOVEに
参加させていただく運びとなりました。
つきましては、茶会をおこないます。
その名も、「シャッター目安箱茶会」!!!!!!!!
僭越ながら、事前予約制です。
みなさまふるってエントリーくださいませ。
予約はこちらから!!!!
■ 日時 : 5月3日(火) 第1席 18:00~18:30 第2席 18:45~19:15 第3席 19:30~20:00
5月4日(水) 第1席 18:00~18:30 第2席 18:45~19:15 第3席 19:30~20:00
5月5日(木) 第1席 16:30~17:00 第2席 17:15~17:45
■持ち物: 靴下(色は自由)、名刺、IDカード(給湯流茶道具として使用します。お持ちでない方は貸し出し有)
■ お席代 : 1,500円 ※内1,000円を震災の義援金として日本赤十字社に寄付させていただきます。
●場所:STUDIO BYBROS(恵比寿駅より徒歩7分)
|
| |
茶道が確立された利休の時代、茶会の主な参加者は戦国武将でした。 殺し合いの戦乱から一瞬離れ、狭い侘び茶室の中でお茶を飲みリフレッシュしたのです。
茶室では全員平等という精神で武将は刀をおき、ときには身分の壁を越えた商人と武将の密談の場にもなりました。
時はかわり21世紀。 現代の戦国武将といえばサラリーマンとOLです。 震災、不況、リストラという「下克上」にさらされながら社会で戦う彼らこそ今、茶会をすべきだと考えます。
給湯流茶道は、サラリーマンとOLへ向け「給湯室で茶会をしよう」と提案する新しい流派です。
今回は会場となる撮影スタジオの、シャッターと内窓の間、細長くせまい隙間空間を、利休が提案したミニマル侘び茶室に見立てます。
土壁ならぬ、シャッターで覆われた壁の「茶室」。シャッターと地面の間には小さな隙間があります。お客様には「茶室」入室前に、カードをお渡しします。ご自分の仕事や政治、この国について言いたいけど言えない「目安箱」なひとことをカードに書いていただき、シャッターと地面の隙間からカードを入れてもらいます。
震災後、個人的につらいことがあっても言えない雰囲気がつづいています。直接震災にあっていない人でも知らないうちにストレスがたまっているのではないでしょうか。
エネルギーを消費し経済成長まっしぐらでやってきた日本にこの大震災でおとずれるであろう転機、はたまた4月の異動でうまれたおつぼね社員との軋轢、計画停電で困った業務、オレが社長だったこうするのに!など、21世紀戦乱の世に物申す!一言を書いてもらう予定です。
茶室に入場しましたら、目安箱のカードは茶会の亭主(給湯流メンバー)によって読み上げられます。
目安箱の意見に対して、亭主が解決の糸口になりそうな「利休百首」を選びます。利休百首は、利休が考えたとされる茶の湯の心得や作法を和歌の形で102首つくられたもの。お客様と亭主で、利休百首からいろいろな意見を交換しながら、お茶菓子やお茶をたのしみます。
お茶は、給湯室の電気ポットで美しくお茶をたてる「給湯流手前」を披露いたします。
職場で心にシャッターをしめ本音をかくして働くサラリーマンやOLが、お互いの「目安箱」をこっそり開け前向きな気持ちになる、そんな茶会にしとうございまするで候です。
|