#金沢21世紀美術館 #ミヤケマイ さん
ブーフーウーの藁の家 での
給湯流「漂流する正社員」茶会 終了しました
三匹の子豚、風で吹き飛ぶような藁の家。
企画展のテーマは変容する家。
古来の日本家屋は木と紙でできた弱くて強い家だったとミヤケマイさんは見る人に投げかけます。
そのテーマを聞いた時、
正社員、というこの国における弱い「家」の制度を思い出しました。
先祖がどんな人かよくわからない、となりのアパートに住む人が誰か知らない・・そんな漂流生活してる人のなかには、正社員という家にしがみついてる場合もあろうと。
藁の家で、そんな諸行無常なお話をしていると
会社を辞めたばかりの方や
高校受験直前で漂流する中学3年のお客さんもいらっしゃいました。
ブルーシートでできた壇の浦のような畳で、平家物語な侘び漂流を味わいましたー!
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ミヤケマイさん作品 藁のいおりで「家」をテーマに茶会!
名付けて「漂流する正社員茶会」
撮影/まつだ企画
●日時
2018年9月24日
・1席目 AM11時 開演
・2席目 PM1時 開演
●場所
金沢21世紀美術館 企画展 「変容する家」
ミヤケマイ氏 作品「ブーフーウーの藁の家」
●料金
1000円(抹茶 お菓子付き)
●予約 先着10名
下記の予約サイトで事前に、クレジットカードかコンビニで料金をお支払いください
*予約サイトで「購入する」ボタン表示されている場合は空席があります。そのままご購入ください。「空席ありますか?」のお問い合わせはご遠慮ください。
*コンビニ支払いの場合は、手数料もお支払いいただきます。ご了承ください。
・1席目
・2席目
●茶道初心者 歓迎
●問い合わせ先
info☆910ryu.com
件名を【910】金沢 にして
☆を@に変えてメールしてください
「まだ空席ありますか?」のお問い合わせはご遠慮ください。予約サイトで購入ボタンが稼働している場合は、空席があります。
モデル/矢島愛子 写真/近藤純一
●「ブーフーウーの藁の家」について
金沢21世紀美術館の庭でブーフーウーの藁の家という、
美術館正面玄関横に生えている松の木を床柱として、吹けば飛ぶような藁の廬(いおり)を作りました。
美術館を地主、私が大家、参加してくださる皆さんを家主としての参加型のインスタレーションです。
(文 ミヤケマイ)
●茶会 テーマ
ミヤケマイさん作品 藁のいおりで「家」をテーマに茶会!
第2 次⼤戦中、⽶軍の依頼でアメリカ⼈の⽂化⼈類学者が⽇本⼈の特性をまとめた『菊と⼑』。この本によれば、⽇本⼈は平安時代から江⼾時代の⼠農⼯商、現在までカースト制度を好んできたといわれます。
売り⼿市場といわれる2019 年⼤学⽣の就職活動も、⼤企業の正社員というカーストを⽬指して狭き⾨を叩く激しい争いに。
モデル/矢島愛子 写真/近藤純一
たとえ正社員として⼊社できても、数⼗年たてば昇進できずに居場所のなくなる正社員が、壇ノ浦の平家の亡霊のように沸いては沈んでいく。
正社員という「家」を持ちながら漂流する⼈たちを鎮魂すべく、⼀服抹茶をたてる茶会をします。
あっと驚く素材でできた、青い畳の庵です。
鮮やかなブルーはまるで
金沢 加賀藩前田家の成巽閣のようにみえます。
そして、敗れた平家が
沈んでいった
瀬戸内海に見立て
給湯流はブルース醸す
茶会を行います!
なぜ青い畳を作ったのか、どんな素材をつかったのか、作家ミヤケマイさんのお考えを給湯流のフィルターを通して語ります!!
茶道初⼼者でも、⾃分で抹茶をたてて飲めるワークショップです。ぜひお気軽に参加してください。
●出演者
給湯流茶道
写真/近藤純一
利休の時代、信⻑や秀吉が戦陣で茶会をしたエピソードを再現し、グローバル経済と戦う⼈たちの戦場、
オフィスビル給湯室で抹茶を点てる茶道ユニット。競合他社と群雄割拠、常に勝たねばいけないビジネス
パーソンの諸⾏無常をテーマにする。オフィスビルを飛び出し、廃線になったJR三江線の宇都井駅や道
後温泉ストリップ劇場などで茶会を決⾏。茶の湯漫画『へうげもの』コラボ茶会、⽇経新聞やテレビ朝⽇、フジテレビなどに出演。
2018年10月号「婦人画報」にも掲載中!