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【展覧会レポ】日本民藝館「柳宗悦と古丹波」
日本民藝館「柳宗悦と古丹波」展行ってきました。
柳宗悦が生きてたころ、丹波で焼かれた茶道具はそこそこ認められてたそうですが
それ以外の雑器は「ゲテモノ(下手物)」と呼ばれていたそうです
鎌倉時代や室町時代の古い丹波焼は、焼く時に自然についた灰でガビガビになっていた。
ゲテモノと言われても仕方なかったか...
しかしそれを「民藝」だと言い換え、「最も日本らしき品、渋さの極みを語る品、貧しさの富を示す品」と宣言、価値をぶち上げた柳宗悦のハッタリ(?)がすごい!!!
もはや今、民藝の視点は当たり前になり、ガビガビの古い丹波焼は何の説明をうけなくてもカッコいい!!!と思えてしまうこのデフォルト感。柳宗悦がいなかったら、このデフォルト感も当たり前じゃなかったんだなと、むせび泣きました。
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