column
人材育成 >
【茶会レポ】築90年!銭湯建築で1席目「侘び商店街VS巨大ショッピングモール」狂言&茶会(取材・文/小林彩子さん)
【小林彩子さんのレポートです】
指折り数えて楽しみにしていた、「給湯流茶道」の茶会に参加してきました!!
給湯流家元・谷田半休さんによると、昔の武将は戦場にも茶道具を携帯して、茶会を開いた習慣があったそう。
現代の戦場=それは会社!
ビジネスマンは、戦乱の世を生きている。
納期との戦い、他社との戦い、派閥争い、パワハラ上司との戦いなどなど...。
そんな「戦い」の中にある、職場の給湯室で茶会を催したのがきっかけで、始まったのが給湯流茶道。
狂言師や雅楽を奏でるメンバーも加わり、今は茶会とサラリーマン狂言という形で企画を行っているそう。
茶席では「茶道具でないものを持ち込んで、相手に対してサプライズを仕掛ける」ということがあるのだとか。
今回の茶碗は、タツノコプロのニセモノが描いてあるプラスチック茶碗だったり、怪しい日本語のどんぶりだったり、給食に出てきそうなアルミだったり...お互いの「侘び茶碗」にツッコミあいつつ、周りの方々とも話が弾みました。
サラリーマン狂言は、地元の再開発をかけて争う「侘び商店街vs大手ショッピングモール」。
土地の利権争いというのは、昔から狂言のネタとして使われるものだそう。
本格的な狂言の声の迫力、雅楽の生音の迫力。
内容には大笑いしつつも、築90年の元・銭湯に響き渡る音と空気に圧倒されました。
帰りに、半休さんの作ったZINE「アラフォー孤独死予備軍ノート」をいただきました。
✴︎ ✴︎このZINEは、給湯流茶会に2回ご参加いただいた方のみにお配りする限定ノベルティです。限定30部!✴︎✴︎
荒ぶるデザインの、特色インキで刷られたカッコいい一冊。
わざと乱丁・落丁したようなデザインに仕立てられた、吉田戦車の単行本を思い出しました。
(ちなみに、吉田戦車の単行本デザインは祖父江慎さんの作品です)
いつか「デザイナー諸行無常」を狂言のネタにしてもらおうと、新たな野望が浮かんできた楽しい一日でした。
給湯流茶道Facebookページ
https://m.facebook.com/910ryu.tea.ceremony
========
2020年2月22日!築90年の元銭湯で給湯流茶会やります。
しかも、NHK関西で取り上げられ、京都のコミュニティーラジオのパーソナリティーも始めたサラリーマン狂言
写真◎吉田貴洋
河田全休の公演もあります!!
狂言タイトルは
「侘び商店街VS.巨大ショッピングモール」
写真/吉田貴洋
さらに1月26日神田明神茶会に参加した方
または、
も参加した方には給湯流が制作した世界に限定30部「アラフォーから考える孤独死」ZINEもプレゼント!
●日時
2020年2月22日
・1席目13時開演
●場所
東京都台東区下谷2丁目17-11
東京メトロ日比谷線
入谷駅出口4より徒歩5分
●料金(狂言・抹茶・お菓子付き)
・予約3000円
・当日3500円
●予約
下記サイトより、クレジットカードかお振込みで
ご予約ください。
ご予約ください。
1分でできます!
※前売り券在庫がある場合は決済ページに進めますのでご安心ください。「前売りまだありますか?」お問い合わせいただいても、メール返信できません。ご了承ください。
●後援/unosalon sponsored
●問い合わせ
info☆910ryu.com
件名を【910】2月22日
としてメールでお送りください
☆を@に変えてご送信ください
写真◎miccabi
信長や秀吉が戦場で茶会をやったように、リストラやブラック雇用の戦国時代である現代のサラリーマンが戦場オフィスビルで抹茶をたてる「給湯流茶道」。
給湯流茶会と、河田全休はサラリーマン狂言のコラボ企画を続けてきました。SMAP元マネージャーを主人公にしたジャニーズ狂言や、婚活で狂いそうになる女性と結婚相談所員の狂言など、激侘び公演を企画。
写真◎近藤純一
今回は、島根県の商店街にインスパイヤされ制作した給湯流狂言をアップデートしておとどけ!
古い町に根付いた商店街と、巨大ショッピングモールのバトル狂言!
この公演を通して
文化と経済のせめぎあいについて考えてまいりましょうぞ!
●出演者
給湯流狂言/河田全休
(かわた ぜんきゅう)
給湯流狂言部 部長。
京都大学狂言会出身。
京都を拠点に活動している。
古典の修練に励む一方、「サラリーマン狂
言」を創作し海外公演も行い、狂言の普及
活動にも力を入れている。
コミュニティーFM
「RADIO MIX KYOTO fm87.0」
にて「笑ってすっきりサラリーマン狂言」
レギュラー出演中。
« BBCネットニュースに掲載されました (news)
» 【茶会レポ】給湯流ワビサビジネススクール第1回「縄文時代のマーケティング」 (人材育成)